膝の痛みは年齢とともに増加傾向にあります。体重を支えて立ったり、歩く、走るなどの動作をしたりするうえで膝の関節は重要な役割を担っています。膝に痛みがあると、こうした動作がしにくくなり、運動不足により健康をそこなうことにつながります。また、膝の痛みをかばう事により、他の関節に痛みが出る事もあります。
膝関節の主な機能は、足首と腰に沿って体の曲がり、伸ばし、体重を支えることです。
膝は大腿骨(ふとももの骨)と脛骨(すねの骨)、さらに膝蓋骨(皿の骨)で構成されており、これらの骨が靭帯や筋肉、さらに関節のふくろなどの組織で覆われて、関節として働いています。大腿骨と脛骨の接触部分は軟骨で覆われ、その隙間には半月板があり、ひざへの負担を減らす役割をしています。
膝の痛みには、様々な原因があります。
膝の痛みの原因は靭帯や半月板の損傷、変形性膝関節症などが挙げられると思います。
日常生活で、膝の痛みの原因で非常に多いのが、膝蓋腱炎による痛みです。
膝蓋腱炎は、膝蓋骨を脛骨に接続している腱の損傷です。 膝蓋腱は、太ももの前部の筋肉と連動して膝を伸ばし、蹴ったり、走ったり、ジャンプしたりできるようにします。
膝蓋腱炎は、ジャンパー膝とも呼ばれ、バスケットボールやバレーボールなど、頻繁にジャンプするスポーツを行う人が一般的になりやすいです。 ただし、スポーツをしていない人でも、膝蓋腱炎になることがあります。
痛みは膝蓋腱炎の最初の症状で、通常痛みは膝蓋骨と腱が脛骨に付着する場所の間(膝のお皿の少し下辺り)に出ます。
最初は、激しい運動の直後にのみ膝に痛みを感じることがあります。 時間が経つにつれ、痛みが悪化し、最終的には、痛みは階段の上りや椅子からの立ち上がりなどの日常の動きを妨げます。
膝蓋腱炎は、膝蓋腱に繰り返しストレスがかかることにより引き起こされる一般的な酷使傷害です。 ストレスは腱に小さな傷をもたらし、体はそれを修復しようとします。しかし、腱へのストレスや腱への傷が増えるにつれて、炎症による痛みと腱の衰弱を引き起こします。
膝蓋腱炎の非常に効果的な治療法は衝撃波治療です。衝撃波療法は、体外から痛みのある患部に対し衝撃波を照射して、筋骨格の痛みの緩和に役立つ新しい治療法です。衝撃波を照射する事で体内のコラーゲン代謝を促進させて、血液循環を高める事で骨、腱の損傷した組織の再生および修復プロセスを促進します。症状によって異なりますが、膝蓋腱に対して照射する事で、4〜6回程治療を行う事で炎症もかなり改善されていきます。
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